人形の妹と王子の兄

どうして妹がしたことない化粧して

自分を見繕うなんてしたんだろうか。


「…可憐…」


止められなかった兄の俺を許してほしい。

「お兄ちゃん…っ」


今、可憐の初めての恋が終わった瞬間だった。

超奥手の圭に

キスなんてされたことないはずだろ?


振れた唇同士で驚く

可憐の潤んだ瞳が

余計に俺をおかしくさせてしまう。


「…隼人…って呼んで…」


呼ばせていいの?

いいわけねえだろ…。