人形の妹と王子の兄


可憐のことばかり頭を支配される。

「ごめん、

お前ら先に行ってくれるか。

課題机に置いて行った」

「珍しいじゃん、なら学校行くね」


数人の女子が何も疑いせず

そのまま歩いていって

俺は家に戻る道をたどる。

どうしてこんなことになった。


篠原可憐に票なんかいれて笑い者にする、

それだけならいいんだが、

奴らに顔なんて見られたら…。


「隼人、

どうしたんだ?」


「圭…と可憐…」