人形の妹と王子の兄

「撮影は明後日じゃねえの?

何で今日なんだ」


悲しい顔で

俺の胸に飛び込む可憐の言葉は、

遠ざけられない道なのかもしれないのだと、

彼女は受け止めていた。


「亮介くんと…

食事しにいくんだよ。

そのまま明後日に撮影なの…」


「泊まるのか、

荒木のところで」



「…うん」