☩☩☩ 「ほら、行くぞ。可憐」 頬のほてりが取れない妹は 久しぶりに笑って手を 取ろうとしてくれたんだが、 「…可憐ちゃん…?」 妹の名を呼ぶ、 低い声の男がその場に立っていた。 そいつの周りは カメラマンが立ち並んでて、 芸能人がまた道を開ける。 「可憐ちゃんだよねっ、 と篠原部長?」