人形の妹と王子の兄


「…お兄さんは悪くないの…」


そうあれ以来、

お兄ちゃんからお兄さんへと呼び名が変わり、

俺らと違って日の光を

浴びなかっただけ、

真っ白になって人形そのもの。


母さんの着せ替え人形だな。


「可憐ちゃん、

お兄ちゃんたちに

お茶と茶菓子でも出しなさい」

「はい」

「ママは買い物に行ってくるからね」


妹の可憐はマジで

素直で茶を沸かしに行った。

男二人残る。