ないすとぅみーとぅゆー


「で、結局なにしにきたの?」

恥ずかしい回想を終えたところで閑話休題。
このまま耳まで真っ赤になる青春トークを続けるなんてお断りだぜっ。

「おお、ギターの音が聞こえたんでな。これはもしや…と思って。でへへ。」

しまった、外に漏れているのか。これは…恥ずかしい。トテモハズカシイ。誰にも聞かれていないと思っていたから気持ち良くできていたというのに。

「まぁまぁ、折角来たんだし、ギター弾いてたってことは暇なんだろ?いつものあれ、やろうぜ。」

「ふ、いいだろう…後悔すんなよ?」





そのあと始まったモモテツ100年プレイは壮絶を極めた。CPUを混ぜた闘いは1日半続き、CPUの「そんなん友達同士の対戦でやったらリアルファイトものだぞっ」、なプレイングに苦戦しつつも、最終的には俺とけんちゃんの派閥争い!!妨害を受け前半出遅れたせいで全国的に展開したけんちゃん。しかし俺は少しずつ少しずつ、四国、中国地方を中心に西日本を俺色に変えていった。最近のモモテツは年数が経過するとマップが変わったり、追加されたりする。加えて強力なカードのみ売っているカード売り場が追加されたり、隕石が降ってきたりと後半からでも巻き返しができる救済システムが増えている。だから途中で飽きることなく楽しめるのだ。結果は俺の逆転勝利。これで高校通算23戦12勝。一歩出し抜くことが出来た。※ゲームで喧嘩はよくないぞ!仲良く楽しく、画面から離れてプレイしてね☆

そこまでやりきった頃には日曜の夕方だった。
途中から帰ってきた優をCPUから置き換えて三人でプレイ。優はわりとしたたかなプレイをする。やめて、かくれみのやめて。擦り付けられなくなるからぁぁぁああああっ!!


長い闘いが終わった。
ゲーム終了後、興奮から覚めたせいか一気に訪れた睡魔に誘われるように、俺達は解散し、そこから死んだように睡眠を貪った。

絶対に健康によくない。
良い子の皆、ゲームは1時間に1回、休憩とってやろうなっ。