『最後の希望は貴方達。 私は宝龍の彼等を信じるよ』 美紀姉……最後にチャンスをくれないかな? 不幸だけを与えられた私に、希望をくれようとしてくれている宝龍の彼等を…… 信じてみようと思うの。 ねぇ、美紀姉、見守っていてくれる? “うん” 太陽に反射して光ったペンダントがそう返事をしてくれたように思えた。 幸せになろうとなんて思わないから。 だから……最後の希望を信じることだけは、許して下さい……。