ストン
私はすぐに席についた。
まだ、教室内はざわついている。
男はニヤニヤしながら見てくるし、
女は鋭い目で私を睨んでいる。
あぁ、やっぱりここでも一緒なんだな。
皆、私の容姿を見て態度をかえる……。
不意にも一筋の涙が頬を伝った。
別に悲しいわけじゃないのに……。
私は感情を捨てたんだから。
龍也「おい!てめーら、いい加減にしずかにしろよっ!」
龍也はさっきと同じように机を殴った。
そして、悲しそうな顔で私を見た。
……え?なんでそんな顔するの?
あ、涙……見られてたんだ…。
私なんかのために悲しい顔なんてしないでよ。
私は星月を解散させちゃった、最低なやつなんだよ?

