家庭内恋愛









    気のせいか。
    ポン。
    頭の上に翔の手が乗っかって
    きた。

    「顔、赤くなってる。」

    !!!
    自分の顔に手を当ててみる。
    確かに少し熱い。
    翔は、肩を揺らしながら
    私の前の席に座る。
    ったく、なんなの。
    そんな疑問を抱いたまま
    授業が始まった。

    ・・・ホント、なんなの?
    目の前にいる翔は、
    スヤスヤと気持ち良さそうに
    寝ている。
    はあ、まったく。
    そう思いため息をついていると、

    「じゃあ、小野寺!」
    「「・・・はい。」」

    あ、起きた。

    「おっと、悪い悪い。琴晴の方を
    指名したんだが、この際二人に
    やってもらおう。」

    ガタ、ガタ
    私達は黒板の前に立つ。

    「少し難しいけど、できる・・・
    所までで・・・。」