家庭内恋愛









   学校も終わり、私はいつもの
   帰り道を歩いていた。

   「こ~と~は!」
   「ぐふっ!」

   朝と同じく、後ろから抱き着かれた。

   「綾咲さん・・・。」
   「一緒に帰ろう!」
   「・・・もうちょっと
    優しく声かけなさいよ。」
   「あは~。ごめんごめん。」

   綾咲さんは照れ顔でそう言う。
   、褒めていないんですけど。
   結局一緒に帰ることに。
   でも、少しもあるかないうちに、
   黒服のスーツにサングラスをかけた
   いかにも怪しい大男が現れた。

   「舞華お嬢様、こちらへ。」
   と、手を差し伸べる。

   「綾咲さん、知り合い?」
   「うう~、し、知らない!」
   
   難しい顔をしたあとそう発言した
   綾咲さんに、大男は少し驚いた様子。

   「そう、綾咲さんこれ持っていて。」

   鞄を綾咲さんに預け、大男に
   向かって走り出す。
   そして、男の顔に右拳を飛ばしたが
   男は、反応良く避けた。
   が、私が素早く男の脇腹に蹴りを
   入れることは、予想していなかった
   らしい。 
   横によろけた男。隙が出て、
   回し蹴りをお見舞いしてやろうと、
   脚を挙げた。が・・・。

   「待って!!」