「あ、あの・・・!」

   急に目の前に現れた私より
   小さくて可愛い子。
   何故か恥ずかしそうにしている。

   「こ、今週のど、土曜にうちの部
    大会があって、あの、助っ人頼んで
    もいいかな?」

   上目使い・・・可愛いかも。

   「もちろん。私に出来ること
    があれば。」
   
   そう言うと、いきなり周りの子達が
   「「「きゃーーー!」」」
   と目を輝かせて叫び、
   どんどんしゃがんでしまった。

   「え、どうしたの?」

   私はびっくりして、
   「綾咲さん!みんな目をキラキラ
    させてしゃがみこん
    じゃったんだけど?」

   と、助けを求めた。

   「いや~、キラキラというより
    ハートになってるよ・・・。
    きっと琴晴の笑顔でだと思うよ~。」

   ふぇ?
   意味はよく分からないけど、
   私のせい?