「梨々香~」

「何?」

「エロ本買ってきてよ」

は?えええエロ本すか?
こんなピュアな少女に
エロ本買って来いだと?
普通言うか?それ。

「自分で買いに行けば?
買ったとしてもこの部屋に持ち込むの禁止だからね」

「えー。つまんねぇの」

「つまんなくてすいませんねっ」

床冷たい・・・。
やっぱベッドがいいし・・・。
あいつ聞き分け悪いから無理だよな。
でも、言うだけ言ってみるか。

「誠~」

「ん?何?ついに観念してエロ本買いに行く気になったか?」

「バッカじゃないの!
そんな訳ないじゃない!」

こいつエロ本しか頭にないのか?!

「じゃあ何?」

「床冷たいんですけど・・・」

「早く言えばよかったのにっ!」

「え?!」

か、変わってくれるの?
なーんだ。誠も気がきくじゃん!

・・・て。

「なんでこうなんのよー(涙)」

「2人の方が温かいだろ?」

「まぁ、そうだけどさ・・・」

何この体制。
何年ぶりなんだろう。

「てか、お前ほんと胸ちいせえな」

「う、うるさいわっ。ボケっ!!」

て、こともありながら一夜が過ぎた。