胸の前で腕を組んで勝ち誇ったようにドヤ顔をしていた少年の顔が、次の瞬間大きく歪んだ。
それもそのはず。
少年の綺麗な漆黒の瞳に映っているのは、カレーうどんにー…
瓶のジャムをそのまま入れようとしているライラの姿があった。
パッケージには、“イチゴ”と書かれている。
「相変わらずだな…お前ぇ」
落胆したように少年ー…ミチルがため息をつくと、ライラはためらいなくべチャリとジャムをどんぶりの中に入れた。
そして器用に箸を持ち、ずるずると音をたててイチゴジャム入りうどんを口に運ぶ。
それもそのはず。
少年の綺麗な漆黒の瞳に映っているのは、カレーうどんにー…
瓶のジャムをそのまま入れようとしているライラの姿があった。
パッケージには、“イチゴ”と書かれている。
「相変わらずだな…お前ぇ」
落胆したように少年ー…ミチルがため息をつくと、ライラはためらいなくべチャリとジャムをどんぶりの中に入れた。
そして器用に箸を持ち、ずるずると音をたててイチゴジャム入りうどんを口に運ぶ。