「だっ…!!誰だ!?」
ネイリーが言った。冷や汗が流れ出る。
目の前には包丁を持ったでかい男が立ち塞がる。
「お…おい、兄貴…本気っすか?」
男の仲間らしき者が言った。
「このガキの対人格闘術の成績は異常に高いんですよ!!」
もう一人も怯えている。
「へっ…か、格闘術なんか怖かねーや!!いくらなんでも、包丁には敵わないだろ」
「敵っちゃったりして」
ネイリーはそう言った途端、男を持ち上げ、投げ飛ばした。
「うっ!!兄貴は彼奴より2倍近く体重あるのに…宙を舞ってるぞ」
残り二人は震えている。
「いい大人が怖がってどうするの?俺に勝てば町で最強なのに…」
ネイリーは15歳。
「にっ…逃げろぉ~!!」
男達は逃げ去った。

「ざまぁ☆だね!」
家に隠れていた幼馴染みのイルゼが喜んでいる。
「また新聞で叩かれたらみっともねぇがな…」
常に冷静沈着な幼馴染みのソニーがイルゼを押さえつける。
「とりあえず、アジトに行くぞ」
ソニーが言うと、
「いこうぜいこうぜーフォー☆」
ネイリーがはしゃぐ。
ソニーはネイリーを踏んづけた。
「騒ぐなって言ったろ?」
「すいません×∞」
上下関係に関しては、下図の通り。

ソニー>ネイリー>イルゼ

続く