by夏春





「ここ…どこ?」


目の前は真っ黒の世界。


その奥に一筋の明るい光が見えた。

私はそれに向かって走り出そうと思った。





「夏春!!」

「!!夏春さん!!!」

「よっ!久しぶり!」

「夏春さんどうしてここに?ここどこですか?」



「…」

「夏春さん!!!」

「知りたい?」

「はい!」

「ここは、死と生の世界。」

「私、死ぬの?」

「殴られただけであんたが死ぬと思う?」

「未来の私がいるから私生きれるよね。」

「私も同じ体験したよ。でも、殴られなかった…だから、ゴメン!これは私のせい。」

「どうして、私の前から一旦姿を消したの?」

「それはね。ちょと会わないといけない人がいたんだ。」

「…」

「これからは、ずっとそばにいてあげるよ。」

「あの、どうして、死と生の世界に夏春さんが…」

「さっ!行こっか。」

「え?!あの!ちょと!!!」