by夏春
私は龍に寝室に運ばれ、ベッドの上に寝かされた。
ドンッ!
っと音を立てて、私の上にば乗りになってる龍。
龍の手が私の服のボタンに手が掛かる。
「嫌!!」
私は逃げようとするが、あっけなく、手首を掴まれ、自由がとれなくなった。
その瞬間。龍の顔が近づいてゆき、
「いたっ!!…」
首筋に痛みが走った。
ジタバタと暴れる。とりあえず暴れた。
抑えられてる手首に痛さが感じても、いくらでも暴れた。
バンッ!!
ドアの方から大きい音が聞こえた。
ドアの方に目をやると、そこには、私の大好きな、空が立っていた。
空をみた瞬間。安心したのか、さっきより。大粒の涙がポロポロと頬を伝う。
空の後ろから、ゾロゾロと、尚人、美羽。そして、美羽の従兄弟の響が立っていた。響の後ろは、族の仲間かな?
私はポロポロと涙が流れる。
龍は私の上からゆっくりと降りた。
龍「竜王…」
「み…んな。」
美羽「夏春大丈夫?」
「うん。」
響「行くぞーーーー!」
皆「おおおおおおーーーーーーーーー」
ドンッ!
ドンッ!
と鈍い音と共に次々龍の仲間が倒れてゆく。
美羽「夏春。」
「美…羽!!」
美羽「大丈夫。大丈夫だよ。」
美羽は私を抱きしめて背中をさすってくれた。
気が付けば、龍の仲間は皆倒れていて、ラストは龍だけだった。
空「てめぇ。ぜってー許さねー!」
龍「知るか。こいつは俺のだ」
バシッ!
龍が掴んできた手を振り払った。
ゴンッ!!
今までで一番鈍い音が部屋いっぱいに響く。
龍「ふっ。ふははは。」
私…殴られたんだ…
龍の手には金属バットか…な…
私は
「夏春ーーーー!!」
っと言う空の声と共に意識が途切れた。

