「ここ?」

美羽「そっ!このショッピングモールの中。」

「てか、さっきまでスキー場に居たのに…」

美羽「近いんだ。歩いて、10分で着くもん。」

尚人「とにかく、行こーぜ」



美羽「ここ、ここ。」

店員「いらっしゃいませ。何名さ…」

美羽「4人、タバコはすいません!」

店員「かっ、かしこまりました。こちらへどうぞ…」



尚人「よっしゃ!行くか!」


美羽「尚人、テンション上がりすぎ。」

「空もね。」

美羽「行こっか。夏春」

「うん。」





「美味しそうなんばっかりー。」


美羽「お腹空いたし余計だね。」

「早く食べよー。」

尚人「あ!美羽、ちょっとこい!」

美羽「えっ、ちょっ!」

あぁぁ、行っちゃった。

私は食べたいものを一通り取り終えて席に戻ると、誰も居てなかった。

空と尚人は食べた形跡がある。
いつ食べたんだろう…早っ!


わたしは1人寂しく食べていた。

このお店は活気的で、いまはマグロを解体し、マグロを配ってるらしい。

おそらく、それに3にんは行ったんだろう…美羽は、刺身大好きだし…

まぁ、私も何だけどさ!

なんでほっていくかなー。
私も連れて行ってよね。

私は少しふてくされながら、食べていた。

このお店は鏡張りで、歩いている人や、前のお店がよく見える。


前のお店は、女性にも男性にも人気がある雑貨屋。

私もたまにあの店でピアスを買う。



そのお店の端に男が5人ぐらいで、万引きをしていた。

あんなん、バレるに決まってんじゃん。

っと私は思いながら、そいつらを見ていた。

私の予想だと、お店を出ようとすると、センサーが反応して、ピーピーとブザーがなり捕まると思っていた。

だけど、店を出てもセンサーはならず、男達はそそくさと、走り去った。


私はいても立ってもいられず、何も持たずに、バイキングを出て、そいつらを追いかけた。

私は元バスケ部。コレでも一様。エースだった!

だから、足には自信がある。

少し走ると、さっきの奴らを見つけた。

私はゆっくり後を追い、そいつらは、階段の人がいないところにいった。


ガチャ。

ドアを開けると、さっきの男達が、座り込んで取った商品を出し合っていた。

男達は私を見ると驚いた顔をした後、
素早く、商品を隠そうとした。


「まって!」

「あぁ?」

ボスらしき人が私を睨んできた。

男達は全員、私より上…こう3ぐらい…
ガッチリした体型で、多分スポーツをやっていただろう。

「それ、返してきなよ。」

「誰だよ、お前?」

「別に、わたしはただあんたらの万引きする瞬間を見てたただの女子高生。」

「これ、返して欲しいのか?」

「はい?私はそんな趣味悪いのいらないし。とりあえず返しに行けよ」

「あぁ?何だと?」

「ちょっ!まて!龍!」

ボスらしき人は龍というみたいだ。

龍「んだよ。淳!」

淳「今、問題起こしたら、やべーだろ?しかも相手女子だぜ?」

龍「だから、何だよ。」

「あのさ。女子だからって舐めんなよ?」

龍「あぁ?何だよ?お前。」

「あんたさ、さっきから、あぁ?あぁ?って、キレすぎでしょ?カリュシウムとれ!」

龍「お前、ぶっ殺す。」


龍は私に向かって、拳を振り上げた。

私はそのパンチを手で止めて、グルッと合気道の技をかけた。

龍「いって!!何すんだよ!」

次は真っ正面から走ってくる龍を思いっきり背負い投げを決めた。

龍「ぐはっ!」


私は龍が倒れてる間に、淳と龍以外を背負い投げや合気道の技を決め、残りは2人だった。


龍「のやろ。」


流石、ガラ悪いだけに、つよい。何回投げても、起き上がってくる…

チッ!

私は小さく舌打ちし、龍には、柔道の得意技。背負い投げを。

淳には、合気道の得意技をかけて、最後に、


「これ、全部返してこい!」

っと龍にいい、私はその場を後にした