「ただいまー、」

「あ!ねぇちゃん。」

「圭…ただいま。」

弟の圭…中2のサッカー少年。
顔も運動神経良くて、まぁモテるわけです…


「そういえば!!」



ガチャ!


「どうした?夏春慌てて?」

「お父さん…」

「あら、夏春、おかえり」

「お母さん…」

「あれ?圭も?」

「お姉ちゃん」

「さっき会った。」

「圭…」



夏春「何なのよ!これぇぇぇぇ!!」

お母さん「え?何って、契約書よ。」



お母さん…
45歳でまだまだ若い子に負けない顔…
サバサバした前向きな人。

夏春「契約書〜?」

お姉ちゃん「そっ!」



お姉ちゃん…

大学3年生…顔はお母さん似で言うまでもなく、美人だ。


「夏春、泊まるんだろ?」


お父さん…

49歳で、携帯会社の部長。親バカ。
茶髪で、顔は認めたくないがイケメン。



「まぁ、そうだけど、行くの明日だし!」

お姉ちゃん「はい!どうぞ!」

「私のトランク?」


「まさか!!」

トランクを開けると、私のお気に入りの服と昔のお姉ちゃんの勝負下着が入っていた、

流石お姉ちゃん…私の好きな服ばかり、


「これは、ありがと。だけど、今日はここで寝るからー!」

お姉ちゃん「はいはい。」

お母さん「はい。ご飯食べな無くなるでー」

「えっ?!いつのまに!いただきまーす」


モグモグ…

お父さん「で、夏春。お前が明日誰と行くんだ?」

「誰って、部活の友達、」

お父さん「男の子は?」

「いるよ。美羽は知ってるでしょ?
美羽と美羽の彼氏と柔道部の主将で行くの。」

お父さん「つまり、柔道部の主将はお前の彼氏か。納得納得。」

「ぶっーーーーーー!!」

お姉ちゃん「夏春汚いー。」

「だっ、だっ、だって、」

圭「夏ねいに彼氏は無い無い。」

「圭!それはどういうことよ!」

お父さん「彼氏なんだろ?」

「違う違う!!絶対違う!!」

お母さん「まぁまぁ。もういいじゃない。あと、魚あと一匹だよ」

皆「うおぉー!」