木のちゃん「はい!今日はここまでにしましょう。」

「「「押忍!!!」」

後輩「失礼しまーす」

夏春「お疲れー。」


木のちゃん「じゃ、明日は休みだからね。」

夏春「あっはい。そーいえば、木のちゃん明日どこ行くの?」

木のちゃん「別に…内緒♡」

夏春「えー!」

木のちゃん「じゃね。」



美羽「あれは、男だね。」

夏春「男?!」

美羽「そっ!木のちゃんに春が来たってこと。」

夏春「いま、冬だけど?」

美羽「はぁー。はいはい。そーだね」

尚人「そーいや、2人に言ってなかったよな?」

尚人は私と空を見て言った。

尚人「明日のスキー。荷物は着替えも持ってこいよ。」

夏春「えっ?!」

空「泊りってことか?」

尚、美「うん!」

夏春「ちょと待ってよ!私そんなお金持ってないし、親の了解も得てないし、
しかも明日だし…」

尚人「それは、大丈夫!」

夏春「はい?」

尚人「美羽の叔母さんがスキー場の近くに住んでてな。叔母さんにお願いしたら、止めてくれることになったんだ。」

夏春「あぁー。でも、泊りは…」

美羽「はい。」

ピラッ

夏春「何これ?」


紙には、

〜夏春へ。
美羽から聞いたよー。お母さん達は全然オッケー!何なら今日から行ってきてもいいって、お姉ちゃん言ってるし。
まぁ、スキー楽しんでね!

家族一同〜


夏春「はぁぁぁああ。」

美羽「凄い楽しそうだったよ。相変わらず…」

夏春「なんつう、家族だ…少しは寂しがれ!」

美羽「まぁまあ。」

空「じゃ、俺んちも…」

尚人「にやっ。よくお分かりで。」

ピラッ



〜空へ♡
尚人君から聞いたよーん。
お泊りでスキーってロマンチック♡
ママとパパも昔行ったことあるけど、楽しかったな〜♡
あ!パパとママは全然オッケーだよ。
陸も嬉しそうだよ。
気を付けてね(˵ ˃̶̀ε ˂̶́ ˵)ෆ⃛

パパとママより♡〜


空「やっぱりーーーーー」

尚人「相変わらずだな。叔母さんと叔父さんは、」

夏春「空のお父さんとお母さんってどんな人?」

空「どんな人って。とりあえず自由な人
母さんは、フリフリ。キラキラしたものが大好きで。父さんはそんな母さんが大好きで…あと父さんは可愛い子を見ると飛びつく癖があるんだ…」

夏春「可愛い子?」

空「ああ。弟の陸が彼女を連れて来た時も、その子に飛びついてたよ。」

夏春「凄い、お父さん…」

空「まぁ、それ以来、陸はその子を連れてくることは無かったけどな!」

夏春「賑やかな家族だね!」

空「お前んと所もな!」

夏春「確かに…」