なぜか、学校に出かけたはずなのに…
どうして、私は自分の部屋にいる…
そして、目の前には写真をじっくり見ている女の人…
「誰ですか?」
「あ!起きた?おはよー」
振り向いた女の人は、髪の毛がショートカットで栗色をしている。
メイクはナチュラルでピアスを開けている…それより、顔は私そっくり。
「私…?」
「ってそんなわけないか?」
「そうだよ。」
「え?」
「そう!私の名前は、木之原夏春。
正真正銘、5年後の君だよ。」
「5年後って…20歳⁈」
「そう!」
「そんな訳ないじゃん。なに?タイムマシンに乗ってきたの?」
「うーん。まぁ、そうしとこ。」
「何しに来たの?」
「ってか、私、学校に行ったはず…」
「時間見て見なさい」
「え?」
7時30
「あれ?まだ。」
「でしょ、」
「…絶対おかしい…本当に未来の私?」
「うん。」
「髪切ったの?」
「いろいろあってね…」
「取り敢えず、私は学校に行ってくる。」
「今、高2?」
「うん、高2。の3学期。」
「やっぱりー。」
「って時間だ。行ってくるね」