美仍里ちゃんの部屋へ行き、2人ベッドの脇に座る。
「急だけど、本題入るね?」
と遠慮気味に言う美仍里ちゃんに、私は緊張しながらも
「うん」
と答えた。
ふーっと息をはきだし、話し出した。
「私ね、誠が好きなの。多分、結構前から。
でも気付いたのはつい最近。
誠が鈴花のことを可愛いって言ってた時にね、
同意してる私と、誠が鈴花のことをそう言ったことが嫌だって思ってる自分がいたんだ。
あれ、なんで私はそんなこと思うんだろう?
って考えた時、自分の気持ちに気付いたんだぁ。」
私はびっくりして少し固まっていた。
でもね、私は……誠くんも美仍里ちゃんのこと好きなんじゃないかなって思うんだ。
他の子と、美仍里ちゃんとじゃ、
誠くんの雰囲気?が違うんだ。
すごく、優しいんだよ。
「美仍里ちゃん。
私、美仍里ちゃんなら大丈夫だと思う!
だから頑張って。
いいアドバイスなんて出来ないけど、話聞くぐらい出来るんだから。
だから、相談もしてね?」
「鈴花…」

