花と恋





2人でお喋りしながら歩くと、すぐにショッピングモールに着いた。



美仍里ちゃんは、迷わず進んで行ってあるお店に入った。







「柴仍里、この子に似合う服選んであげて」


美仍里ちゃんは、綺麗な女の人にそう言ってる。
知り合いなのかな?




「はいはーい。
え、ちょっと美仍里!この子めっちゃ可愛いじゃん!」



「そうでしょー?
なんでも似合うような気もするんだけど、うんと可愛くしてあげてよ」



なんて会話をしてる2人だけど、よくわからずあたふたしてる私。




「えーと、鈴花ちゃんね?
私は美仍里の姉の柴仍里(しより)です。よろしくね♪」


「え!?美仍里ちゃんのお姉さん!?
美仍里ちゃんお姉さんいたんだ!」


「鈴花に言ってなかったっけ?」


言ってなかったよ!びっくりしたー。



「柴仍里はセンス良いから安心して任せるといいよ」




「ふふふ。鈴花ちゃん、私に任せてくれる?」



そんなの、任せるに決まってる!!!



「はい!よろしくお願いします!」