鈴花さんが帰ったあとも、鈴花さんが頭から離れない。
俺が助かったのは、ある花のおかげだと思う。
その花をくれたのは、鈴花さんだった。
鈴花さんのことなんて全然知らなくて、
でも………お礼を言いたくて兄さんに頼んで
連れてきてもらった。
そして、初めて鈴花さんを見たとき……。
…………一目惚れしたんだ。
それに話してみて、中身にも惹かれた。
だから俺は勇気をだしてメアドを聞いたんだ。
急がないといけないと思ったから。
だって………。
兄さんも……………たぶん鈴花さんが好きだから。
兄さんには負けないよ……。