なんで…誠くんまで赤いの!?
「なんか誠が可愛くみえるー!」
そう言ったのは美仍里ちゃん。
確かに可愛いかもっ!なんて思っちゃった~。
「なんだよ美仍里~!しょうがないじゃんよ」
「まー、確かに今のはしょうがないねー。
女の私でさえ見とれちゃったわ」
「だろ!?」
んー、2人ともなんの話してるのかわかんない!
「なんの話してるの?」
そう聞いてみると、
「鈴花はわからなくていいのっ」
なんて言う美仍里ちゃん。
「えー!ひどいよー。美仍里ちゃんのいじわる」
って頬を膨らませながら言った。
すると………
しーーー……ん……
皆、なんで黙るの!?
あ、そんなにブサイクだった!?
「み、皆黙らないでよー!
そんなにブサイクだった!?」
「いや、違う違う」
そう言ったのは山宮くん。
「え?違う?」
「うん。ブサイクだったんじゃなくて……
むしろ、逆だよ逆。なぁ?」
うんうんって頷いてる美仍里ちゃんと誠くん。
「あの…逆って、どういうこと?」
すると美仍里ちゃんが溜め息をついて、
「もー、ほんと鈍感なんだからー。鈴花は!」
その後もそんなことばかり話してた。
楽しい時間は早いもので、皆帰ることになった。

