俺と君との境界線

「神月。机空いたけど」

そう言われていつものように椅子に座って作文を書き始めた

「あのさ・・今日は出ていかないのかよ?」

何気なく聞いてみた

「用事はもう済んだからいいの。
それに、あたしは見張りでここにいるんだから!」

「ふ~ん。」

その後も黙々と作文を書いた


「っしゃあ!作文おわった~」

作文を三戸瀬さんに渡すと俺から受け取り、目を通してる

「昨日に比べたら改行は少ないわね・・
相変わらず漢字の間違いは多いけど」

そっちこそ相変わらずトゲの多い言葉だな(笑)

「そういえば・・今日はあまりアクセサリーつけてないのね」

急に言われて自分のつけてるアクセを確認した
三戸瀬さんの表情が少し感心したような感じになってた
確かに指にリングを二つつけてるだけで
いつもと比べたら少ない。
でもそれは寝坊したから・・
まぁそれはあえて言わないけど

「その調子で改善していってもらいたいわね」

あはは。と軽く笑って流した

そのとき一限目の予鈴が鳴った
俺がシャーペンと消しゴムを鞄のなかに入れようとしたとき
机の上に一つ飴が転がってきた
俺はすぐに三戸瀬さんを見た

「なんか今日元気ないみたいだし。あれだけ走れば疲れたでしょ?」

三戸瀬さんは微笑むと先に教室に行った

どうして、こんな時に急に優しくするんだよ
その優しさが胸を締め付ける。