俺と君との境界線

中に入るといつもは誰もいない生徒会室に人がいた

「あ。笹原」

笹原は俺らがいることに気づくと、あぁ。と何か納得した表情で手に持っていた紙を机の上に置いた

似たようなシーン・・どっかで見たことあるぞ?そんなことを思い三戸瀬さんの方を見ると
クスッと笑い笹原の方を見てる

こんな感じのもどっかで・・
しばらく二人を交互に見比べた

あっ。俺が朝みた夢じゃん!!
完璧に夢と同じってわけじゃないけど
この状況、なんとなく似てる

確かこの後は三戸瀬さんが笹原の横にいてそれから・・
思い出したくもない
横を見ると、三戸瀬さんがいない
前を見ると三戸瀬さんが笹原の方へ歩いてる

えっマジかよ!!夢のとおりじゃん
よしっ俺も男だ!
辛いけど現実を受け止めよう
覚悟を決めたけど一向に俺の方を振り向かない

「笹原が朝にくるなんて珍しいわね」

「別に。ちょっと資料を取りにきただけだよ」

なんだ生徒会の話か。
少しホッとしたけどなんか仲良さそうにも見える
だって、あいつら付き合ってんだもんな・・

「じゃあ、俺そろそろ行くから。
ここ使うんだろ?」

笹原はそう言うと出ていく直前に俺の方を見てにっこり笑い
生徒会室から出ていった