ー和歌の夢ー
うっく、ひく、
涼雨くんが河原で泣いていた。
「涼雨くん?」
偶然にも通りかかった私は、声をかけると、涼雨君がふりむいた。
「和歌ちゃん…」
「どうしたの?」
と、言うと、
「怪我した…お腹も空いた…」
そこで私は、持っていたハンカチを川の水で濡らし、怪我をしていた膝小僧に少し緩めにまいた。
そして、赤いイチゴ味と、ピンクの桃味のドロップをあげた。