その後、涼雨くんを職員室へ案内し、私たちは、教室へ向かった。
教室に入ると、席に着いた。
すると、突然前の席の女の子が話しかけてきた。
「庭野さんだよね?」
えっ〜と…確か、中村由奈さんだよね?
「え、うん。中村さん、どうかしたの?」
「今さっき、かっこいい女の子と入ってきたよね?」
「りっちゃんのこと?」
確かにりっちゃんは、ショートカットで凛々しい顔だけど…


凛々しいといえば、涼雨くん、かっこよくなってたなぁ…
そんなことを考えていると、学校はすぐに終わった。
りっちゃんと一緒に帰りながら、涼雨君のことを話しながら歩いていた
「なんで戻ってきたのかなぁ?」
私がそう言うと、りっちゃんが
「親が、転勤なんじゃない?」
「そっかぁ…」
確かに小学生の時も、お父さんの転勤て言ってた気がする…
「おい?和歌?」
おっと、話の途中だった!
「え、何?」
「いや、ぼーっとしてっからよ」
「あ、ごめん!」
「いや、だいじょぶだけど、家、着いたぞ?」
疲れてるのかな…
「ありがとう!またあしたね〜!」
「おう!またあしたなー」
そう言うと、りっちゃんは帰って行った。
その後、私はフルスピードでご飯を食べ、お風呂に入り、ベッドに行き眠りについた…