届け…あの空まで

窓から差し込む光で目が覚めたのは午前8時頃



寝ぼけたまま顔を洗って食卓へ向かった



テーブルの上にはこの家の鍵だけがさみしくおかれていた



父が他界し、母子家庭…
冷め切った親子の関係


このオンボロアパートに1人暮らしの私と遊び呆けている母親
どこにいるのかさえわけらない



実際このオンボロアパートも父が残してくれた少しの貯金で借りている




家族がバラバラになっていくにつれて、私の居場所もなくなっていった





私は目の前にある鍵をバックにいれ部屋にもどった



真新しい制服に身を包み鏡を見る




少し金髪寄りでクリーム色のストレートな髪の毛、澄んだ空色の目



誰が見たって日本人じゃないこの容姿…



“あいつ”はそんな私を好きだと言ってくれた…



「はぁーー、完全遅刻だ…まぁいいやいってきます」



私は一枚の写真にそう言って家を出た