そう思っていると、不意に栗原くんが私から少しだけ体を離して。
「保健室って……心愛ちゃん、もしかして俺のこと誘ってんの?」
「へ? うん、もちろんっ」
栗原くんのほかにいないよ。
どうしてそんなこと聞くんだろう?
栗原くんって、なんだかよくわかんない男の子だなぁ……。
あ、ただたんに私に理解力がないからわからないだけなのかな。
凪くんだったら、きっとそう言うだろうしね。
「へえ? じゃあ、俺のモノになる気になったってこ……」
――がんっ!!
栗原くんが言う途中で、突然、そんなおかしな音が聞こえた。

