・ * ・ ・ 「凪くん凪くんっ」 放課後。 いつもどおり、心愛といっしょに通学路を歩いていると。 「凪くんって、3年のサト先輩とつき合ってるの?」 マイナスイオンを放出した笑顔で。 心愛が、唐突にそんなことを聞いてきた。 「っはあ!?」 おどろいてつい大声をあげると、心愛もびくっと肩をはねさせる。 もともと大きな瞳をさらに大きくして、俺を見る心愛。 ぱちぱちとまばたきを繰り返す姿が小動物みてー……じゃなくて!