・ * : : *凪SIDE* 次の日の朝。 教室に入って自分の席にかばんを置いたとき、すぐに林が飛んできた。 俺の机にばんと両手を置いて、俺を見る林は真剣な表情で。 「おい! 凪!」 「あ。ケーキ代わりい」 「そんなのどうでもいいんだよ!」 どうでもいい? 絶対怒ってくると思ってたのに。 ちょっとおどろいていると、いきなりぐっと両手をつかまれた。 「……なにやってんの?」 「お前は最高の親友だ!!」