好きって気づけよ。


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ショッピングモールの中にある大きめのペットショップには、思ったよりも人がいた。



ひろい年齢層の来客が、ゲージや柵の向こうにいる動物たちをながめている。


単純に見物しているだけだったり、ペットを選んでいたり。




「サト先輩。なんの動物が飼いたいんですか?」




俺の腕にいるのは、小さなぬいぐるみみたいなポメラニアン。


眠いのか、さっきから目を閉じたり開いたりしている。



すげーかわいい。

子犬とか見てると、心愛を思い出す。


あいつも小動物みたいだし。




「私も両親も希望はないから。凪くんに選んでもらいたいのよ」


「え……。つーか、なんでいきなりペット飼うことになったんですか」