好きって気づけよ。


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「ねえねえ、凪くん」


「ん?」




帰り道。


やっぱりどきどきするなぁと思いながら、私はとなりの凪くんに話しかけた。



手つないでるし、凪くんの声も前よりもっと優しいし……




「あ、あのね。サト先輩のことなんだけど……」




少しずつ熱を帯びる頬を気にしつつ、そう話を切り出すと、

凪くんは「サト先輩?」と少しけげんそうに私を見た。




「サト先輩といっしょに、ペットショップ行く約束してたんでしょ?」


「え? ……ああ。べつに約束してたわけじゃねぇけど」


「凪くん、私がいるからって断わってくれたみたいだけど……。私、行ってあげてほしいな」