最っ悪! あいつ死ね!!
タイミング悪すぎだろマジで!
心愛は聞こえてきた栗原の声にはっとして、あわてて俺から離れた。
マジで殴る……!!
「なにやってんのよ栗原。はやく開けなさいよ」
「いや……なんか中から殺気が」
「はあ? ばかじゃないの。貸しなさいよ、私があけるわ」
「あっ、ちょ、舞香ちゃん!」
かちゃかちゃ、と扉から開錠される音が聞こえた。
数秒後、耳が痛くなる音とともに、扉がゆっくりと開かれる。
ひきつった笑みを浮かべる栗原の顔を見た瞬間、
ぶちっと俺の中でなにかが切れた。
・
・
*
・

