・ * ・ ・ 放課後。 複雑な表情で、おどおどと教室からでてきた心愛。 いつも笑顔で駆け寄ってくるくせに……。 教室にいる栗原はこっちを見てなんかにこにこしてるし、ムカつく。 「心愛、俺になにかくしてんの?」 「かっ、かくしてなんか……ないよ?」 かくしてないじゃなくて、かくせてない、だろ。 俺をあざむけるわけないって、それくらいわかってるはずなのに。 ここまでかたくなに俺に言いたくないことって、なんだ……? 「……ここあ、」 「あっ。いたいた、凪くん!」