「で,話って何??」

「瑞稀には悪いけど……」

「「蘭栄(Ranei)学院じゃなくて凰蘭(Ouran)学院に行って?(くれ!)」」
と両親が言ってきた。

「は?な、なんで?入学式明日なんだよ⁈」

「それはわかってるんだけどね?何かあっちの学校の手違いで凰蘭学院になっちゃったんだって!」

「だ,だからって〜何でちょー不良校なの⁈」

「しーらない」
”しーらない”って!無責任な!

「だから大人しく行ってね?」

「え〜嫌だよ!」

「そこの学校が嫌なら高校は行かせません(^^)逝くの?逝かないの?どっちなの?」

「ありがたくイカセテイタダキマス」

「よかった〜じゃあ,明日からだからがんばってね」ニコッ
こ、恐かったーうちのお母さんが怒ったらおしまいだなありゃあ笑

「あっ,そうだ!冬月財閥令嬢って事ばれないように変装して行ってね?」ニコッ

「瑞稀頑張れよ?まぁ,あの学校には俺の知り合いがいるから困ったら俺の名前を理事長に言えばなんとかなるからさ(^^)」
私はよくわからないまま頷き、
「うん。ありがとう。理玖兄。」