ついに来ました、夏祭り。





………なんで











「……浴衣ぁああああ!?」




等身大の鏡にうつる自分の姿を見て、思わず叫ぶ。





そう、私は今浴衣を着ている。




ていうか、着させられたんです!




「まあまあ、可愛いよ?」



夏帆に!!





「いやいや、何で来たのさ?」




ため息をつき、夏帆に視線を向ける。






「環奈、浴衣着るつもりないから、着させてあげようと☆」





そう言い、ニコッと笑う。