とくに、会話をすることもなく、私の家に着く。 「あ、ここだから。ありがと」 「……ん」 …………………… 帰れよ。 歩く様子じゃない神谷は、ケータイを取り出しいじる。 「えーっと………帰れば?」 「夏祭り」 「へ?」