「いいから、俺について来い」 そう言い、私の腕を掴む。 「あわわわわわわっ!!」 何故かドキッとした。 ただ、神谷に腕を掴まれただけなのに。 絶対あのせいだ!! 少し前を歩く神谷の後ろ姿を見る。 少し茶髪で緩くパーマがかった髪の毛が、風になびく。 後ろ姿も無駄にイケメンだな………