「…………何?あいつ」





神谷が出て行ったドアを見ながら呟く。





ブスブス言い過ぎ!



結構傷つく☆





耳まで真っ赤に染まっていた神谷。




私を抱きしめた神谷。




嫌いじゃないと言った神谷。






「いつもの神谷じゃなかったな……」






雲一つない空にそう呟いて、屋上をあとにした。