「いやー、夏帆様ありがとう」 次の日の昼休み。 弁当を食べる箸の手を止めて 夏帆にお礼を言う。 「ホントホント。 感謝しまくって下さい。 ついでにイチゴオーレ買って来て下さい」 「うん。却下☆」 私がそう言うと、夏帆は「ふーんだ」と言い 卵焼きを頬張る。 私を何と思ってるんだ。 「あ、夏帆は彼氏と順調なの?」 いつも私ばっかり話してるから たまには夏帆の話も聞きたい。