帰り道。 神谷はいつも私の家まで送ってくれる。 「でさ〜」 楽しく話している神谷の声を 聞き流しながら さっきのことを考える。 やっぱ何だ。あれだ、暇つぶし程度にか? イケメンの考えてることは、わかんないからなぁ。 「・・・聞いてんの?」 「え!?」 少し不機嫌な声で、はっとする。 自分の世界に入ってた!完全に