ーーーガコン 「どうぞ」 神崎くんは今買ったオレンジジュースを 私に渡しながら言った。 「ありがと。 私、オレンジジュース好きなんだ」 「知ってるよ」 え、何で知ってるの? もしかして、ストーカ「一年の頃、毎日飲んでたよな」 ニッと笑う神崎くんを見て、 疑った私を殴ってやりたい。 「・・・俺ってそんな昔から間宮のことが好きだったんだなー」 照れくさそうに言う神崎くんを見て、 断りにくくなる。