私の質問に神谷はうーん、と考える。 そして、考え出した結果 「あん時は、神崎に邪魔されたから……さ」 と言い、ニコッと笑った。 ――ドキッ 神谷の笑顔に胸が高鳴る。 か、神崎くん邪魔してないし! なんて思っていると、 手が急に冷たくなった。 手元を見ると、 「か、神谷?」 手を繋がれていた。