「はぁーーーっ!?」 6人しか居ない静かな教室に、 私の声が大きく響く。 職員室まで聞こえたかも。 皆の視線なんて今はどうでもいい! バッと神谷を見ると 驚いた様子で手で耳を塞ぎ、バチッと目が合う。 視線を夏帆に戻し、 「ばっ馬鹿!そんなこと4年に1度もないわ!」 神谷に聞こえないように言う。 「オリンピックかよ」