夏帆は、彼氏と帰るらしいし……いっか。






「うん。帰ろ」





私がそう言うと、ニコッと微笑む神崎くん。





……笑った顔素敵です。






「んじゃ行くか」




「うん!じゃあね夏帆!」





教室でケータイを扱っている夏帆に手を振り、

神崎くんの隣を歩いた。