「うわっ!?」 お化け屋敷に入ったのはいいものの……… 案外怖い……。 隣の神崎くんに目を向けると怖いのか、怖くないのか分からなかった。 「怖い……?」 「うーん…、好きな子の前では怖くないって、強がろうかな」 そう言って、苦笑いする神崎くん。 「……?どういうこと?」 意味が分からず聞き返す。 と同時に、左足を掴まれる。