「……じっと見んなブス」 「………ブスですよーだ」 そう言って夏帆を離し、更衣室を出る。 やっぱり性格ブスだ。 神谷の横を通り過ぎる。 その時、 「……似合ってる」 小さい声だけど、私には聞こえた。 驚いて神谷を見ると、顔が赤くなっている。