「嘘だヨ~☆」
なんてヘラヘラする瀬名晴人に、田中から黒いオーラが立ち上る。
「あ、じゃぁ三人で帰るなんていうのは「二人で帰る。じゃーな」
そして瀬名晴人にピシッとそう言い放つと、あたしの腕をグイッとつかんだ。
「行くぞ」
つかまれた腕はすぐに離れたけど
あたしの頭の中では、さっきの言葉が何回もリピート。
“二人で帰る”
ふたり…
「…おい」
「えっ!?」
気付くと昇降口まで来ていた。
「こっち男子の下駄箱だけど?」
「えっ!?ほんとだ!」
慌てて自分の下駄箱に戻る。
やばいやばい、ボーッとしすぎ…浮かれすぎ。



